記事を書くときに文章の順番や内容を考えるのって大変ではありませんか?
前半はやる気に満ちあふれているために文章が長くなって、後半で内容が薄くなっちゃうこともありますよね。
何かひらめいたときに勢いで記事を書き始めるとこうなっちゃう気持ちよくわかります。
100m走と同じで、最初は調子よく書けていても後半にはバテてきちゃうのでしょうがいないことです。
そこで、この記事では、
- 文章構成で大事なこと
- 読みやすい構成
- 構成のバランス
- 文章が足りない時の対処法
について解説しています。
また少しでも文章を考える手助けになるように、書きやすい文章構成について例文を使いながら紹介しています。
ぜひ最後まで読んでみて下さい。
構成を考える前に
構成を考える前に大事なことをひとつお伝えします。
それは、
- 読まれる文章には信頼が必要
ということです。
読者からの信頼がなければ文章は読まれませんし、行動もしてもらえません。
行動してもらえなければ、成果にもつながりません。
何もいいことはありません。
では、信頼される文章とはどういったものでしょうか。
それは、
- 1.事実、2.ロジック、3.言葉遣いの順番で情報が積みあがっている
という特徴がある記事のことです。
ケース1 事実×・ロジック〇・言葉遣い〇の場合
例えば、間違った事実を正しい論理構成で丁寧な言葉で発信された記事を信頼できますか?
間違った事実を受け取ったのですから、信頼できませんよね。
ケース2 事実〇・ロジック×・言葉遣い〇の場合
次に、正しい事実を間違った論理構成で丁寧な言葉で書かれた記事はどうでしょうか。
この場合、事実があっていても論理構成が間違っているので、正しく読者に伝わらない可能性が高いです。
であれば、発信者が何を言っているのか理解できないので、信頼しようがありませんよね。
ケース3 事実〇・ロジック〇・言葉遣い×の場合
最後に、正しい事実、正しい論理構成、拙い言葉遣いであればどうでしょうか。
この場合、文章表現ができていないだけで、正しい事実を伝えること・正しい論理構成はできています。
なので、文章表現に厳しい人からは信頼されませんが、その他の人からは信頼されます。
信頼を得るための文章まとめ
まとめると、
事実 | ロジック | 言葉遣い | 信頼度 | 読者の印象 |
---|---|---|---|---|
× | 〇 | 〇 | ×× | ただの嘘つき |
〇 | × | 〇 | × | なにを言ってるかわからない |
〇 | 〇 | × | 〇 | 文章は拙いが熱意は感じる |
〇 | 〇 | 〇 | ◎ | この人のことは信頼できそう! |
となります。
もちろん正しい事実を正しい論理構成と丁寧な言葉遣いで記事を書けること以上のことはありません。
しかし、信頼を勝ち取る最低限のラインとして事実を正しく論理的に伝えることが重要です。
読みやすい構成
読みやすい構成の特徴とは、
- 文章の流れが途切れないこと
です。
でも、スルスルと読める文章を書くのって難しいですよね。
そんなときに役立つ文章構成がコチラ。
- 読者の悩みを明確にする
- 読者の悩みに共感する、ときには煽る
- 解決方法の紹介
- ターゲットを絞る、情報をまとめる、期間を限定する
- やるべき行動を提示する
この順番で記事を書いていけば、かなり文章が書きやすくなります。
この文章構成をPASONAの法則といいます。
PASONAの法則とは、
- Problem:問題提起
- Agitation:扇動・共感
- Solution:解決策の提示
- Narrow down:絞込・まとめ・期間の限定
- Action:行動
のことで、昔から使われているライティング技術のひとつです。
売れる文章で爆益を出している方々はこの手法をベースに使っています。
なので、効果は今でもありますので、ご安心を。
最近ではAgitation(扇動・共感)の扇動の部分が今の時代とマッチしていないため、少し変わっています。
PASONAの法則をバージョンアップさせたのがコチラ。
- Problem:問題提起
- Affinity:親近感
- Solution:解決策
- Offer:提案
- Narrow down:絞り込み・まとめ・期間限定
- Action:行動
これを新PASONAの法則といいます。
(冗談みたいなネーミングですが、本当にこう言われています。)
変更点は、
- Agitation:扇動・共感 →Affinity:親近感
- Solution:解決策の提示→Solution:解決策の提示+Offer:提案
となっています。
不安をあおられるような文章には共感できないですよね。
なので、新PASONAの法則を使った方が読者から受け入れられやすいです。
また解決策の提示が分かれているのは、解決するための方法と解決策を実行する提案を分けて考えるためです。
新PASONAの法則を使った例文
新PASONAの法則を例文にしてみます。
紹介する商品はブログライティング講座です。
各ポイントでどういった内容を書けばいいのか参考にしてください。
Problem:問題提起
ブログを書いていて、自分の文章のわかりにくさにガッカリしたことはありませんか?
自分が書いた記事と成果を出しているブロガーさんの記事はまったく違うのです。
最後まで読まれる文章は、読者が読みやすいだけでなく、説得力があるので、モノやサービスを紹介したときにとんでもない成果を生み出します。
ところが、ほとんどの人は売れる文章の書き方を知らないまま、記事を書いているのです。
Affinity:親近感
しかし、それは無理もありません。
売れる文章の書き方なんて義務教育で習わないからです。
でも、売れる文章の書き方はポイントさえわかれば、誰でも実践することができます。
Solution:解決策
そこで、カンタンに文章の書き方を改善できるのが、年間5000万円を個人で稼いでいるブロガー○○さんのXXXブログライティング講座です。
Offer:提案
1回1時間のオンライン個人レッスンを5回受けていただくだけで、驚くほど成果のでる記事ができあがります。
レッスン費用は、1回50,000円ですが、今だけ1回無料、2回目・3回目のレッスンは50%オフの25,000円でご利用いただけます。
Narrow down:絞り込み・まとめ・期間限定
ただし、売れる文章の書き方を本気で学びたい方、1ヶ月間だけ毎日4時間の作業時間を確保できる方に限ります。
Action:行動
今すぐ、下記のフォームからお申込みください。
読みやすい構成のまとめ
新PASONAの法則を使うだけで、読まれやすい文章を書くことができます。
例文はわかりやすさ重視でシンプルにしましたが、必要に応じて肉付けをしていけば完成度は高くなります。
ぜひ今日からでもこの文章の型を活用してみて下さい。
読者が一番知りたいこと
あなたが読み手の場合、一番知りたいことは何ですか?
書いた人の自分語りでしょうか?
実績の数々?それとも、書き手の体験談?
どれもしっくりきませんよね。
読者が一番知りたいことは、悩みの解決策です。
解決したい悩みもって記事を読もうとしているのに、書き手の自分語りに記事の半分も使われていたら、別の記事を探しに行きます。
なので、シンプルに考えるならば、解決策の部分が一番ボリュームがないといけません。
解決策にボリュームがない記事はご飯に梅干しだけがのっている日の丸弁当と同じ。
読者にとって、味気なく、魅力のない記事になります。
この視点は油断するとすぐに忘れてしまうので、記事を書くときに必ず意識しましょう。
文章の構成バランス
悩みの解決策といっても、それだけでは効果を発揮できません。
解決策を活かすためには構成が大事になってきます。
解決策の構成内容は、
- 悩みの解決策
- 読者のメリット・ベネフィット
- 解決策の根拠
があげられます。
これらの3種類を記事全体の半分を目安にすると読者を満足させる可能性も上がります。
しかも、記事を書きやすくなります。
これぐらいの文章量を用意しておかないと読者の感情を動かすことにつながりませんし、結果や成果につながりません。
文章が足りない場合は?
悩みの解決策に記事の半分を書けない場合、その原因はふたつ。
それは、リサーチ不足と思考不足です。
リサーチ不足のとき
自分が書く記事のリサーチは徹底的に行いましょう。
そうすることで独自の視点で発信できたり、記事数を増やすことも可能です。
例えば、ブログの書き方についてリサーチをしたとします。
必要な要素は文章の書き方やセールスライティングなどのテクニック面、継続するための仕組みづくりやモチベーションの保ち方などのメンタル面。
他にもワードプレスの立ち上げ方やサーバーの契約方法、ブログデザイン・CSSなど多岐にわたります。
これだけの分野にわたって一気にリサーチするのは時間がかかりすぎます。
なので、まずはひとつのテーマに絞って、リサーチを開始します。
テクニック面、メンタル面、ブログの立ち上げ方、ブログデザインどれでも大丈夫です。
自分の経験値と相談しながら、一番得意で相乗効果のあるテーマで記事を増やしていきましょう。
そうすることで、自分も新たな気づきを得られたり、同じカテゴリーの記事を書くとこができるので、読者にとって魅力的なコンテンツが徐々に出来上がります。
しっかりとインプットさえできていれば、文章量に困ることはありません。
リサーチ不足のときはインプット量を増やすことが文章の源泉となります。
日々学んでいきましょう。
思考不足のとき
思考力を高めるためには読者のニーズについて、なぜ?を3回繰り返すことがオススメです。
例えば、『ブログの書き方を学びたい』で深掘ってみましょう。
読者のニーズ:ブログの書き方を学びたい
なぜ?→ 稼ぎたいから
なぜ?→ 将来の教育費が不安
なぜ?→ 教育費が毎年上がっているから
このようになぜ?で読者のニーズを読み解いていくと、将来に向けての資産を作りたいのではないか?という仮説が生まれました。
この仮説を元に記事を書いていくのであれば、
- アフィリエイトの始め方
- 稼げるジャンルの選定方法
- 0→1を達成する方法
- 稼ぐためのライティング技術
- 集客するためのSEO対策
などブログの稼ぎ方を軸に書けます。
これがメインコンテンツです。
サブコンテンツとして、資産形成方法や節約記事なんかも書けます。
読者のニーズをうまく深掘りすることで書ける記事は無限大に広がります。
文章の最初から最後まで意識すること
文章の最初から最後まで貫き通さないといけないことがあります。
それは、最初と最後の主張・提案がブレてはいけないことです。
書き手としては、最初と最後の主張・提案がずれていても気にならないかもしれませんが、読者には違和感を与えることになります。
なぜなら、知りたいことがいつまでたっても出てこないからです。
悩みの解決策を期待しながら記事を読んでいるので、答えがなかったら違和感や不快感を感じてしまいますよね。
なので、読者が知りたいと思う内容を最初から最後まで貫きましょう。
【全11問】一問一答まとめ
Q.1構成を考える前に大事なことは?
- 読まれる文章には信頼が必要
Q2.信頼される文章の特徴は?
- 1.事実、2.ロジック、3.言葉遣いの順番で情報が積みあがっている
Q3.信頼を勝ち取るために大事なことは?
- 事実を正しく論理的に伝えることが重要
Q4.読みやすい構成とは?
- 文章の流れが途切れないこと
Q5.新PASONAの法則とは?
- Problem:問題提起
- Affinity:親近感
- Solution:解決策
- Offer:提案
- Narrow down:絞り込み・まとめ・期間限定
- Action:行動
Q6.読者が一番知りたいことは?
- 悩みの解決策
Q7.文章の構成バランスは?
- 悩みの解決策、読者のメリット・ベネフィット、解決策の根拠で記事全体の半分を目安にする
- 解決策の部分が一番ボリュームが必要
Q8.文章が足りなくなる原因は?
- リサーチ不足
- 思考力不足
Q9.リサーチ不足の解決策は?
- インプット量を増やす
Q10.思考不足の解決策は?
- 読者のニーズについて、なぜ?を3回繰り返す
Q11.文章の最初から最後まで意識することは?
- 最初と最後の主張・提案がブレてはいけない
最後に
今回ご紹介した内容を実践できれば成果への第一歩となります。
ぜひ習得して爆益への足掛かりにしてください。
もっとブログの書き方を学びたい!という方にはこちらの記事を用意しています。
この記事ではブログを書くときに意識すべきことを紹介しています。現在のテーマ数は6個、おまけ1個です。最終的にはテーマ数を13個まで増やす予定です。書きあがり次第、順次この記事にアップしていきます。早速、ブロ[…]
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ぜひ参考にしてみてください。
この情報があなたのお役に立てれば幸いです。
ではまたっ!