みなさんどうも。
なまず屋ブログ水耕栽培部 部長のメガネモアイです。
今回は、一度作ってみたかった塩ビパイプを使った水耕栽培装置の作り方をご紹介します。
画像を使って丁寧に解説していきます。
今回の内容をオススメする方は、
- 水耕栽培装置の作り方が気になる方
- 水耕栽培装置を作るのに費用がどのぐらいかかるのか気になる方
- 水耕栽培装置を作るのにどれぐらいの手間がかかるのか気になる方
です。
ぜひ最後まで読んでみてください!
今回準備した材料
こちらが今回準備した材料です。
ひとつずつ確認していきましょう。
塩ビパイプの部材です。
順不同で、
- VU75 塩ビパイプ1m ×2
- VU75 エルボ ×4
- VU75 チーズ ×2
- VU75 キャップ ×2
- タフダイン青 100g ×1
です。
これらが装置の骨組みとしての役割を担います。
続いて、
雨どいに使う部材です。
ネットで水耕栽培装置の作り方を検索すると塩ビパイプに苗をそのまま埋め込むタイプの装置が多かったので、今回作る装置では根の状態を確認しやすくするために脱着式にしたかったのでこの部材を使用しました。
こちらが、
- 三菱 竪継手 ×8
です。
続いて、
車用のワックススポンジです。
苗を固定するのに使いました。
今まで台所用スポンジやメラミンスポンジを使っていたのですが、このメーカーのワックススポンジが段違いでよかったです。
理由は、
- 弾力がちょうどいい
- 大きさがちょうどいい
- 価格が安い
と使いやすさ抜群だったので、この商品を知ってからは他のものを使っていません。
今回の水耕栽培装置では苗を6ヶ所とエアーポンプ用に2ヶ所で合計8ヶ所で使用しました。
1ヶ所につきスポンジを半分にして使用したので、
- ワコー 固形・半ネリWAXスポンジ3個入 ×2
です。
余った分は、汚れたときなどの取替用として使うのがよいかと思います。
部材の合計金額
気になるお値段ですが、
- VU75 塩ビパイプ1m 438円×2=876円
- VU75 エルボ 162円×4=648円
- VU75 チーズ 333円×2=666円
- VU75 キャップ 368円×2=736円
- タフダイン青 100g 312円×1=312円
- 三菱 竪継手 129円×8=1,032円
- ワコー 固形・半ネリWAXスポンジ3個入 103円×2=206円
で合計が、
- 4,476円(税込)
でした。
苗代やその他の費用入れた合計金額
部材に加えて、エアーポンプ関連の費用と水耕栽培用の液体肥料が必要となってきます。
概算にはなりますが、
- 二又(エアーの分岐)×1 だいたい200円程度
- エアーホース2m×1 だいたい200円程度
- エアーポンプ×1 だいたい2,000円程度
- ハイポニカ液体肥料500ml だいたい1,100円程度
で合計が、
- 3,500円(概算)
ぐらいの費用となるかと思います。
ハイポニカ液体肥料は1Lや4Lなどの商品ラインナップがあり、100mlあたりの価格が安くなるので長くやるつもりであれば大容量タイプの購入をオススメします。
そして、今回購入したいちご苗が、
こちらです。
左から、
- カレンベリー 217円×2=434円
- エンジェルエイト 382円×2=764円
- 宿根苺みのりくん 217円×2=434円
です。
そして苗の合計金額が、
- 1,632円
です。
これですべての費用が出揃いました。
部材、エアーポンプ関連、液体肥料、いちご苗の費用を合計すると、
- 9,608円
となります。
私のように液体肥料やエアーポンプ関連の購入が必要がない方は、部材といちご苗代だけになるので、
- 6,108円
で始めることができます。
まずは完成形
まず始めに完成形をシェアしておきたいと思います。
こちらです。
スペースの関係上、このような配置にしましたが色々な配置ができますのでそれぞれの設置場所によってパイプの組み方を変えてみてください。
例えば、
こういった組み方や、
こういった組み方もできます。
ぜひともベストな配置を見つけ出してください!
部材の加工
穴をあける位置を確認し、印をつけます。
今回の水耕栽培装置では15cm間隔にしています。
本来は30cm間隔ぐらいにしないといけないのですが、たくさん植えたいので15cm間隔にしました。笑
次に、
部材をつなぐために必要な部分の印つけです。
各10cmごとに準備しました。
そして、印をつけ終えたらのこぎりでカットします。
塩ビパイプ用のカットソーもあるのですが、精度にこだわるわけではないので汎用のこぎりでカットしています。
そして、カットした部材がこちらです。
見ていただいている通り、10cmのパイプは1mのパイプから3本ずつ準備するようにしてください。
そうしないと組めなくなりますので、お気を付けください。
そして、いよいよ穴あけ加工です。
このように15cm間隔になっているか確認をし、インパクトドリルなどの電動工具で穴あけをします。
穴の大きさは57mmのホールソーを使用しました。
ここで注意点なのですが、穴あけ加工をする際に穴が大きくなる傾向があるのでワンサイズ小さいホールソーを使うことをオススメします。
なぜなら、穴あけ加工を失敗したら修復不可能だからです。
今回の場合、57mmのホールソーでギリギリひっかかりましたが、冷や汗をかく場面は何度もありました。
なので、慎重に作業していただいた方が良いかと思います。
これが穴あけ加工後の状態です。
穴回りのバリはとった方がいいですが、そのままにしました。
理由は、めんどくさ…削りすぎて穴を余計に広げないためです。笑
そして、これらを組み上げて接着剤で固定し完成です。
が、注意点としては接着剤(タフダイン)の注意書きをよく読むようにしてください。
オスとメスの両方にタフダインを塗ってからくっつけるのですが、わりと早い段階で動かなくなります。
なので、先に接着剤なしで組み上げ、配置や向き(穴が真上を向いているか)を確認してから接着剤を塗って固定していきましょう。
みなさんは細心の注意を払いながら作業することをオススメします。
そして、接着剤は塗ってから丸1日以上放置してから水などの液体を入れましょう。
液漏れや破損につながります。
あとは好みの問題なのですが、キャップ部分は接着剤を塗っていません。
なぜなら、点検口としての役割があるからです。
そういった役割が必要なければ向きを変えて固定してしまってもいいかと思います。
苗の準備
苗の準備をする場所は経験上、外でやった方がいいと思います。
我が家の場合、ベランダの排水溝が詰まる原因となるのでシンクで排水溝ネットを2重にして作業をしています。
ということで解説に戻ります。
まず初めに苗をポットから抜き取ります。
この時に根を傷つけないように気を付けてください。
水流で根の土を落としていきます。
もちろん根っこを傷つけないように細心の注意を払って作業をしましょう。
目安はこれぐらいでしょうか。
土が残ってしまっていても液槽内が土で汚れるだけなので特に問題はありません。
半分に切ったワックス用スポンジを準備します。
そして、苗を端っこに置きながら巻いていきます。
グルグル巻いていきます。
このように巻き終わったら、
竪どいに入れて完成です。
一応、下から見るとこんな感じです。
改めて完成形
あとは液肥を穴から漏れない程度のところまで入れ、エアーポンプを作動させたら完成です。
エアーホースの位置にスポンジを巻いているのは光を遮断するためです。
おそらくこのひと手間をしない場合、塩ビパイプの中で藻が発生してしまう可能性が出てきてしまいます。
そうなると掃除がかなり大変なので、ぜひやった方がよいかと思います。
加えて、設置する場所によってですが、ランナーが出ている方向も考慮した方があとの作業が楽になります。
最後に
いかがでしたでしょうか。
全行程を終えるのに接着剤の乾燥工程も入れて3日かかりました。
あとは苗が大きくなってきたときに液肥の量が足りるかという心配もありますが以前に作った水耕栽培装置での液肥の補充頻度を見ていると大丈夫かなと判断しています。
この装置で運用していって改善点あれば色々試していきたいと思います。
今回の記事がこれから家庭菜園を始める方のお役に立てれば幸いです。
追記:水耕栽培の費用を捻出する方法
水耕栽培の費用って、あれもこれも買っているとけっこうな金額になりませんか…?
水を入れる容器にエアーポンプ、水耕栽培用の肥料などなど…
他にも、春先と秋口には魅力的な苗がホームセンターに並ぶので、ついつい買っちゃいますよねぇ。
しかも、スペースさえあれば色んな野菜を育てたくなりませんか?
畑があれば空いた場所に植えればOKですが、水耕栽培はそうはいきませんよね。
苗を植える場所をつくるために新しく場所を用意しなければいけません。
そんなときに、『もうちょっとお小遣いがあれば…』と思ったことありますよね!(私はよくあります。笑)
そんなお小遣いを増やしたい方にオススメしたい方法が節約です。
『え?節約かよ~。』とか思った方!ちょっと待ってください。
今回ご紹介する節約で我が家は年間77万円も節約できました。
77万円もあれば、水耕栽培の費用なんてかわいいものですよね。
節約で浮いたお金を使って、家族にも何か買ってあげればみんなハッピーです。
なので、ちょっとだけでもこちらの記事をのぞいてみてください。
みなさん、こんにちは!なまず屋ブログのなまず屋です!今回は我が家の家計をシェイプアップするために実施したこと5選をご紹介します!ぜひ最後まで読んでくださいね!1.家計簿をつけるまず初[…]
それでは、追記まで読んでいただきありがとうございました!