この記事がオススメの方は、
- マーケティングを学びたい
- マーケターとして活動し始めた
- ブログ収益が出ていない、または伸び悩んでいる
です。
ツイッターやビジネス雑誌などで、SNSマーケティングやWebマーケティングなど多くのマーケティング用語を目にする機会が増えました。
しかし、
同僚や周りの友人には言えないけど、
- そもそもマーケティングって何?
と、思っていませんか?
マーケティングはビジネスで必須の思考方法・考え方のひとつです。
もしかするとマーケティングと知らずに日々実践しているかもしれません。
しかし、知らないのと理解しているでは大違いです。
この記事では、
マーケティングの成功率を高める戦略と戦術がわかる「デジタル時代の実践スキル Web分析&改善 マーケティングの成功率を高める戦略と戦術」を読んだ感想をご紹介します。
この書籍を読めば、「マーケティングって何?」という疑問が解消されます。
著者紹介
川田 曜士
ウェブ解析士協会理事、ウェブ解析士マスター。ウェブ専業代理店の営業としてウェブ業界のキャリアをスタート。その後、ECサイトのマーケティングチームリーダー、求人サイトのマーケティングチームリーダーを経験。現在は、ウェブ解析の技術とクライアントサイドの担当者として働いた経験を活かし、株式会社モンゴロイドにてクライアントのウェブマーケティング支援に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Amazonより引用
本の概要
Web分析・改善は、いまやどんなビジネスでも欠かせません。
これからはいろいろな視点と組み合わせたり、データからアイディアを生み出す発想力も求められることでしょう。
本書では、指標の読み方はもちろん、データ分析のための考え方やWebのビジネスモデル、さらには戦略や戦術まで解説しています。
Web分析・改善をするための基本をしっかり押さえられるので、トレンドの技術やルールに流されることのない”基礎体力”を付けることができます。
Amazonより引用
「デジタル時代の実践スキル Web分析&改善 マーケティングの成功率を高める戦略と戦術」を読んで感じたこと・わかったこと
Web分析で身につく力
本書はタイトルに『Web分析&改善』とある通り、ネット上の情報を分析し改善することで成果を出すための手法やマインドが書かれた本です。
Web分析&改善を繰り返すことで身につく力を本書では6つあげています。
それが、
- 情報収集力
- 情報発信力
- 仮説力
- 設計力
- 施策実行力
- 言語力
です。
それぞれの内容を端的に表現すると、
- 情報収集力
- 情報を集めること
- 集めた情報が必要かどうかの判断も伴う
- 情報発信力
- 情報発信でさらに情報が集まりやすくなる
- 仮説力
- 気づきを得る力
- 日常的に磨くことができ、経験値が活きる
- 設計力
- ゴールまでの道筋や方向性を決定できる力
- ユーザー、ビジネス、指標、各ツールの理解など多くの知識や経験が必要
- 施策実行力
- 施策を実行する力
- 未来の話を盛り込むことで実行できる確率が上がる
- 人事的な環境整備も必要
- 言語力
- 思考を正確に言語化できる能力
- 人を説得できなければ実行ができない
です。
これらの6つの力を並べると何かに気づきませんか?
そうです。
実は、実社会での仕事で活きるものばかりなのです。
本書の内容を理解し、実行することであなたの仕事力に直結します。
それだけでも本書を読む価値があると、私は思いました。
マーケティングとブランディングの違い
マーケティングとブランディングって同じようなものに思っていませんか?
正直、本書を読むまでは同じようなものと思っていました。笑
実はまったくの別物です。
本書では、
- マーケティング→売れる仕組みをつくること
- ブランディング→売れ続ける仕組みをつくること
と書かれています。
例えば、狙ってバズったりすることはマーケティングにあたります。
一方、ブランディングは特定のニーズが発生したときにブランドを思い出してもらうことです。
有名どころで言えば、スターバックスの「心地いい第三の場所」=「サードプレイス」もブランディングです。
このようにブランディングは私たち消費者一人ひとりの中にあるイメージのことを指しています。
本書を読んだあとの私の理解は、
- マーケティング→爆発力
- ブランディング→継続性
です。
マーケティングとブランディングの両方が揃ってこそ真価を発揮します。
戦略と戦術の違い
戦略と戦術の違いを説明できますか?
本書を読むまで私はできませんでした。笑
戦略と戦術をそれぞれ明確に理解することで成果に近づくことができます。
本書では、
- 戦略=目標を達成するための道筋を考えること
- 戦術=目標を達成するための手段
と書かれています。
戦略と戦術の特徴としては、
- 戦略→中長期的なもの。ブレてはいけない。
- 戦術→状況に応じて変化させる。ベースは戦略。実行しながら育てる。
です。
概念の順序としては、
- 戦略→戦術
となります。
戦略と戦術を考えていくうえで多くのマーケティング用語が出てきます。
- PEST分析
- STP分析
- 4P分析
- 4C分析
- 5フォース分析
- KGI
- KPI
- KSF
- ロジックツリー
- ユーザーフロー
- ペルソナ
などなど…
本書ではこれらのマーケティング用語をわかりやすく説明してくれているのでしっかり理解することでできます。
「デジタル時代の実践スキル Web分析&改善 マーケティングの成功率を高める戦略と戦術」読書感想まとめ
まとめると、
- Web分析と改善の両方をまとめて学ぶことができる1冊
- 徹底的に調べて「知る」ことが大事
- 戦略と戦術の役割を間違えず変化させて対応し続けていく
の3点です。
本書を読んでマーケティングの知識だけでなく、実社会での仕事にもいい影響を与えてくれます。
せひとも読んでいただきたいオススメの1冊です。
余談ですが、マーケティング本を読むにあたって資料集的な本があると理解が深まります。
私が資料集として活用している本がコチラです。
見開きを説明に1ページ、図解に1ページで配置しているので視覚的な理解がしやすくなっています。
もちろん内容もGOODです。
よろしければこちらもお手元にあると非常に便利です。
今回ご紹介した書籍
最後に
マーケティングって学び始めると奥が深いものです。
マーケティング力を磨けば、社内で尊敬されること間違いなしです。
個人で稼がれている方ももちろん必須の能力です。
少しずつでもいいので着実に脳みそに染みつかせていきましょう!